2024.11.12

ぎっくり腰(急性腰痛)

寒いっ⛄急に寒くなってきましたね
急に冷え始めることによって最近ぎっくり腰の患者さんが増えてきました。
そもそもぎっくり腰ってどういうものでしょうか?

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰(急性腰痛症)は、主に腰部の筋肉や靭帯、関節などに負担がかかり、急激に痛みが発生する状態を指します。

身動きが取れなくなることから、ドイツやイタリアでは魔女の仕業と信じられていたことに由来して「魔女の一撃」とも呼ばれる症状です。

  • 突然の激しい腰の痛みで、動けなくなることもある
  • 腰を動かすと痛みが増し、体を動かすのが難しい
  • 痛みは数日から1週間程度続くことが多く、慢性化する場合もある

主な原因

  • 筋肉や靭帯の損傷
    • 腰の筋肉や靭帯が、急激な動作・負荷によって損傷をおこしている。
      重い物を持ち上げる際、背筋を使って持ち上げると腰に過度の負担がかかり、筋繊維や靭帯が引き伸ばされることで損傷します。
      特に前屈やひねりが組み合わさる動作で発症しやすいです。
  • 椎間板の影響
    • 椎間板は腰の骨同士の間にあり、クッションの役割をしていますが、加齢や負荷の蓄積により劣化すると、急な動作で椎間板が圧迫され、痛みを引き起こすことがあります。
      椎間板ヘルニアが原因の場合もあります。
  • 筋肉の緊張と血行不良
    • 長時間の同じ姿勢や寒さにより筋肉が硬直し、急に動いた際に筋肉が損傷しやすくなります。
      冷えによって血行が悪くなり、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らないと、軽い動作でも筋肉が損傷するリスクが高くなります。
  • 心因性の影響
    • ストレスや疲労もぎっくり腰の原因となることがあります。
      心理的ストレスが自律神経のバランスを乱し、筋肉の緊張が増大するためです。

治療方法

寒空の下で大掃除をしているときに、重いものを持って腰に負担がかかり
ぎっくり腰になってしまった!そんなとき時はどうすればいいのか

  • 安静
    急性期には無理に動かさず、安静が重要です。
    ただし、過度な安静は筋力低下を引き起こすため、痛みが引いたら徐々に動かしましょう。
  • 痛み止めの利用
    痛みと炎症を抑えるために、ロキソニンやボルタレンなどを利用してください。
  • 鍼治療


ぎっくり腰=急性腰痛症のことで詳しい症状で言うと日常の些細な動作で腰を曲げたり捻ったりすることで、瞬間的に発症する腰痛です。
寒くなると血流が悪くなり筋肉が硬直してしまうので痛め易い条件が増えてしまうんですね。

他の特徴として、足に電気が走るような痛みやしびれがなく、レントゲンでも特に異常がありません。比較的短時間で治り、長くても2週間ほどで治ります。


ぎっくり腰をしてから2週間以上経つがまだ痛む。足に電気が走るような痛みがある。しびれがあるなど、そういう症状の方はぎっくり腰とは別物かもしれません。
そのまま放っておかないようにしてください。

心当たりがある方はご相談だけでも構いませんのでお気軽にスタッフまでお尋ねくださいm(__)m